【夜葬】 病の章 -3-

  -2-はこちら   白髪の老人は、ふむ、と一言発し、顎に蓄えた髭をひと撫でする。     さきほどの村人とは違う目で黒川親子を見つめると、「まあこんな時代じゃからの。結核にかか … 続きを読む 【夜葬】 病の章 -3-